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【思い立ったらすぐ行動】すぐ行動する人の特徴~Part7~

【思い立ったらすぐ行動】すぐ行動する人の特徴

10秒で行動するための「気分を選択する方法」

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行動できないのも、行動しないのも、言ってしまえばすべて気分で決まります。では、どうすれば「気分」を変えられるのか、そして、行動から結果に変えられるか見ていきます。

そして、行動から結果に変えられるか見ていきます。

気分を変えるのは簡単なステップで行うことができます。

そもそも気分とは、どういう状況であれ、気分は自分で選択することができます。

落ち込みたければ落ち込む行動をすればいいし、

元気に行動したければ、気分を高めてあげればいいのです。

ただし、わかっていても落ち込んだり、感情をかき乱されたりするのも人間です。

そんなときの対処法として基本となる原理を説明しながら「気分を選択する方法」

お伝えします。次の通りです。

1:気分は選択できる、と知る

2:「感情表現の3要素(表情・動作・言葉)」で気分を切りかえる

3:思い出すだけで気分が変わる

4:思い描くだけで気分は変わる

5:身の回りの環境を整えるだけで気分は変わる

順番に見ていきましょう。

まず「1 気分は選択できる」です。

気分には、大きく分けて陰と陽の状態があります。陰陽というのは、

便宜的な区分で、前向きと後ろ向きとか、行動を好む気分と好まない

気分とかといった区別だと思ってください。

陽の気分⋯上向き、前向き、外向的、社交的、活動的、晴れ晴れ、行動したくなる、

元気になる、拡散、跳躍、前進、加速

陰の気分⋯⋯

下向き、後ろ向き、内向的、非社交的、鬱々、行動したくない、静か、

落ち着く、収縮、静止、後退、減速

どちらかが良くて、どちらかが悪いという話ではありません。

方向性がけで、どちらも大切な状態です。

この「気分」は、私たちの思考と行動にも大きく影響します。

リラックスして明るく快活な気分のときには、前向きな思考が生まれ、

暗く落ち込んだ気分のときには、後ろ向きの思考になります。

ですから、まず「気分は選択できる」ということを知ることから始まります。

多くの人は、気分はコントロールできないと思っています。

しかし、できるのでやり方は、次のステップです。

「2『感情表現の3要素(表情・動作・言葉)』で気分を切りかえる」ということを見てみましょう。

10秒で行動する自分になる「感情表現の3要素」のチェンジ

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「気分」は、目に見えたり触れたりするものではありません。ですから、じかにコントロールするのは難しいのです。気分を変えるには、「気分」とつながりのある「9現の3要素」を変化させることで、変化させることができます。

「感情表現の3要素」とは、「表情」「動作」「言葉」です。

まずは、「表情」から説明していきましょう。

悲しい気分になると、悲しい表情になります。赤ん坊はよく泣きますが、

悲しいから泣いているのではありません。お乳が欲しいとか、

寝返りを打ちたいとかあらゆる意思を「泣く」ことによって表現しています。

成長するに従って、笑う、泣く、

怒る、喜ぶといった表現を身につけていきます。

つまり、顔の表情は、感情を表現するために鍛えられているのです。

悲しい表情をすれば、悲しくなくても悲しくなり、

飛び切りの笑顔をつくると楽しくなる。この性質を利用するのです。

顔の表情を変えて表情に連動した感情を導き出して、

その感情にふさわしい気分を生み出すのです。

表情を変えたら、次に全身の「動作」も加えてみてください。

シンクロナイズドスイミングのソウルオリンピック銅メダリスト

ルヴェ京さんの講演を聞いたことがあります。次のように話をしていました。

シンクロの選手が胸を張って笑顔で入場行進するのを見て、

『試合前によくあれだけの笑顔ができますね』と驚かれることがありますが、逆なのです。

一所懸命笑顔をつくって胸を張って歩かないと、

プレッシャーに押し潰されてしまうんです

シンクロの選手は、試合にふさわしい気分をつくるために、

あのような表情と動作をしていたのです。

トップアスリートは動作や姿勢が気分をキープしたり、

高揚させたりすることを知って、実践しています。

私たちも、動作や姿勢次第で、味わいたい気分を生み出せるのです。

私の場合は、二の腕の力こぶが出るように肘を直角に曲げて、

握った拳を上方に突き上げる動作をします。

ガッツ石松さんのガッツポーズです。

これをすると、勇気がみなぎります。人によって違いますので、

あなたの気分が高揚するポーズをとってみてください。

そして「言葉」です。

その言葉を口にするだけで、勇気が湧いてくる言葉を声に出してみてください。

私の場合は「やったー!」と叫ぶだけで、何が「やった」なのかわからなくても、

「やった」気分になってしまいます。人によっては「良かったね!」「すごいね!」

「うれしい!」などさまざまでしょう。

自分の気分が高揚する言葉を探してみてください。

このように、「感情表現の3要素(表情・動作・言葉)」のすべてを変化させると、

それだけで、あなたの気分は一変します。

だめ押しに、大笑いしたら、いやな気分は一気に吹き飛びます。

笑った瞬間、ふっと心が空っぽになるのを体験するでしょう。

これが白紙の状態になれた瞬間です。

この時間をとることで、気分は簡単に変えることができます。

思い出すだけで気分が変わる

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次は「思い出すだけで気分が変わる」です。ちょっと実験してみましょう。怒りたい状況で笑ってみる実験です。まず、腹が立ったときのことを思い出してください。昔のことでも、最近のことでも結構です。

「お釣りを間違えられた」とか、「料理の注文がすっぽかされていた」

とか、どんなことでも構いません。

思い出してだんだん腹が立ってきたところで、大笑いしてください。

できるだけ大げさに、声を上げて笑ってください。

いかがでしょうか。

腹立たしい気分はどこかにすっ飛んでしまいませんでしたか?

もう一度、腹立たしい気分に浸るには、腹の立ったエピソードを思い出さないと理だと感じるはずです。

そして同時に思い返してみてください。

「腹が立ったときのことを思い出してください」と書き、

それに忠実に従って腹の立つピソードを思い出した方は、だんだん腹立たしい気分と

怒りの感情が芽生えたのではないでしょうか?

あなたは今、この記事をお読みになっているのであって、

決して腹の立つことが目の前に展開してはいませんでした。

それにもかかわらず、あなたは腹立たしい気分を味わっていたのです。

気分は、エピソードを思い出すことで、呼び起こすことができます。

つまり、過去の体験を思い出すだけで気分を変えることができるのです。

思い描くだけで気分が変わる

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次は「思い描くだけで気分が変わる」です。最高の気分をつくるにはどうしたらいいのでしょうか?

これまでのいろいろな場面を思い出してもらいながら、

問題を考えてもらいます。実際に経験したこと以外でも、未来のことや他人の気持ち、

その場の状況を俯瞰して見える風景なども思い描いてもらいます。

これが冒頭でご説明した、視座(ものを見る「視点と立場」)の転換です。

これを行うと、あっという間に気分が変わります。

あなたもこの視座の転換は体験しているはずです。

たとえば、映画を観たあとは、何か気分が変わっていませんか?

アクション映画を観たあとと恋愛映画を観たあとでは、

それぞれ異なる気分を味わっていることでしょう。

それと同じです。脳が何かを見ると、気分は簡単に変わってしまいます。

映画はフィクションで、自らの人生に起きたことではありません。

それにもかかわらず、大いに気分が変わるわけです。

あなたの人生のありたい姿「心躍る未来像」をありありと思い浮かべると、

気分は変化し始めます。

身の回りの環境を整えるだけで、気分は変化する

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最後に「身の回りの環境を整えるだけで気分は変わる」です。気分というのは、環境によっても大きく影響を受けてしまいます。

嫌な友人と一緒にいれば、気分は下がるし、自分の身の回りがゴミだらけなのと、

きれいな状態では、大きく気分が違うでしょう。

つまり、環境を変えることで、「気分」を変えることができるのです。

職場で辛い思いをして、爆発しそうになったら、どうしますか?

その場でゴミ箱を蹴り飛ばしたり、上司を殴ったりするわけにはいきませんよね。

そのとき、環境を変えることで、気分と感情をコントロールしてみましょう。

10秒でかままず、最初は「場所を変える」です。

自分の気分を変えたいのなら、ちょっとその場を離れてみてください。

トイレにでも行くふりをして、屋外の空気を吸ってもいいですし、

ちょっとトイレの個室に入って、気持ちを落ち着かせてもいいかもしれません。

その場所や空間に刺激のもとがあります。

その場所に居続けると、感情がかき乱され、気分が落ち込むなら、その場を離れてみるのです。

突発的な怒りに対してはそのように対処するといいでしょう。

長期的な気分転換ならば、デスクの環境を変えてみてください。

気分の良くなる小さなものを置いておきましょう。

自分の好きなマウスパッドや卓上カレンダー、文庫本を置いたり、

パソコンの壁紙や鞄や服などを替えたりして、

あなたがあなたらしくいられる環境づくりをしましょう。

常に重要です。今いる場所が、ホームになれば、自分の最高のパフォーマンスを発揮できます。

自分のデスクが、気分の良い空間になれば、会社に行くのも楽しくなるはずです。

自宅で鬱々とした気分に包まれてしまったら、部屋の整理をして、

部屋の雰囲気を変えることで自分の感情を変えるのもいいでしょう。

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