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【思い立ったらすぐ行動】すぐ行動する人の特徴~Part8~

【思い立ったらすぐ行動】すぐ行動する人の特徴

やるべきことを俯瞰する 10秒間の「視座の転換」

執筆者
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行動して結果を出す人は、自分の行動だけを仕事だと捉えることはしません。必ず、関係者全体を俯瞰して、社会的な影響関係の中で、どのように作用するのかを考えて行動します。

全体を俯瞰する癖をつけておくと、仕事に取り組むだけでは見えてこない

「盲点」や、ムリ・ムダ・ムラを発見することができます。

「自分の仕事」に集中したいのに、それを「妨げる仕事」を押しつけられていると

感じている人がいるとします。たとえば、次のような人です。

「こんな書類、なんで出さなきゃなんないんだよ。営業の効率が落ちるのに」

「報告書類ばっかりだなあ。営業に出られないよ」

そんな人が、「全体を俯瞰する」をできるようになると、

その「仕事」の存在意義を理解することができます。

報告書ひとつをとっても、

「営業からの情報を事業本部が吸い上げるのは、今後のやるべきことを明確にするための情報収集」。

その意味合いを理解したとき、必要な仕事であるとわかります。

すると、自分たちも当事者である、という意識が生まれます。

「もっと貢献するために、収集した情報をどう活用しているか、フィードバックしてほしい」

そんな提案を会社にすることもできるかもしれません。

さらに「自分がもっと上の立場になったときに、非効率的な情報収集のやり方を

あらためるために仕組みを考えてみよう」とか、

「今からもっと優れた画期的な仕組みを提案してみよう」

という取り組み方もできるかもしれません。

全体俯瞰をするのは、実に簡単です。

会社員の方であれば、自分の上司、そのまた上司、部長、社長と職位を下から上にあげながら、

その人たちの立場に立って、彼らが仕事や業務に対して

「何をどう感じているのか」を想像してみるのです。

そこで『全体俯瞰のための「視座の転換」ワーク』を行ってみてください。

2メートル四方の場所があればできるワークです。

まず、2メートル四方の正方形を「横軸」と「縦軸」を交差させて十字に区切り

ます。実際に床に線を引けない人は、イメージでも構いません。

次に、A4用紙を数枚とペンを用意します。

横軸の一番右端には「お客様」、

その左隣に「商品」、その左隣に「自分」、その左隣に「部長」、

その左隣に階層が上の「上長」、一番左端に「社長」とペンで書き、

その紙を置いていきます。

それから、縦軸の一番上の視座には「全体俯瞰」と書いた紙を置き、

一番下の視座には、「無関係な第三者」と書いた紙を置きます。

それができたら、一つひとつの用紙のそばに立って、その視座を体感していきます。

本人になりきって、普段どんなことを感じているのか、具体的にありありと想像します。

上司など身近な人の場合は、立ち居振る舞い、話し方、癖なども真似してください。

それぞれの視座を味わって感じたことをメモしていきましょう。

体俯瞰の視座、無関係な第三者の視座を味わい、視座と視座の間を行ったりしながら、

全体の状況を味わいましょう。

最後に、もう一度自分の視座に戻り、あらためて自分の

「仕事」にどういう意味合いがあるのかを考え、

そこで気づいたり感じたりしたことをメモしてみましょう。

このワークをやる前とはまったく違った意味合いを発見しているのではないかと思います。

新しいアイデアも出てくるかもしれません。

今ここに集中するために、10秒でいらないものを捨てる

執筆者
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10秒で行動する人は、今のこの一瞬一瞬に集中しています。そして、今できることは「小さなことだけ」ということを知っています。今の限界を知っているからこそ、やっていることがあります。

それは「いらないものを捨てる」ということ。

今できないことや、今は取り組むべきでないことをどんどん捨てるのです。

いらない仕事、いらないもの、いらない時間⋯⋯などのムダなものです。

いらないものがあると、今できることの邪魔になります。

なぜなら、一日は24時間、自分が自由にできる時間や空間には限りがあるからです。

新しいことを始めるためには、スペースを空けないと、新しいスタートは切れません。

まず、時間から考えてみましょう。なんとなく続けている習慣や、

ついついやってしまう不要な行動を捨てる必要があります。

たとえば、帰宅後にテレビをぼんやり見る、

フェイスブックなどのSNSばかり見ている、目的のないネットサーフィン⋯⋯など。

生活の習慣をチェックしてみると、無意識のうちに

大きく時間を取られているものがあるはずです。

習慣化されているものは、やめようと思うだけでは、なかなかやめられません。

大事なのは「捨てる意識」を持つことです。

いらないものを捨てると、時間的な余裕を確保できます。

空間的には、部屋にある不要なものを捨てます。古い書類、古い本、古い服⋯⋯

などが出てくるでしょう。スペースができてくると、

新しいものを収めるスペースができるので、

新しい行動がよりやりやすくなるのです。

仕事で考えても同じです。新しい仕事に就くためには、古い仕事を辞めなければなりません。

今に集中するために、不要なものは捨てましょう。

しかし、「捨てるのがもったいない」という気持ちが頭をもたげるかもしれません。

「苦労して手に入れたもの」「なかなか手に入らないもの」

であればなおさらです。

本当に必要なものを残すのであって、

「必要なものを捨てましょう」というのではありません。

言葉の通り、不要なものを捨てるのです。

それどころか、こんな考え方もあります。

オカタヅケコーチ・大平朝子さんは、

「捨てるのではなく、あふれかえったものの中から、心がときめく宝物を探し出すのだ」

と言いました。

「捨てるために片づける」と考えるとちっとも心が喜びません。

しかし、「宝物を探し出す」と考えれば、まったく意味が変わります。

以前アメリカで大ブレイクをしている近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』

なども参考にして、「捨てる」を実践してみてください。

「捨てる」からこそ新しいスタートが切れるのです。

10秒間のマインドチェンジで、不安をいったん脇に置く

執筆者
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「不安」をいったん脇に置くテクニックをお伝えします。これは、へミシンクという音響技術を使ったメディテーション・システムで、瞑想をする前の準備段階で行うテクニックを応用したものです。不安や雑念をいったん脇に置いて集中力を高めることができます。

不安を取り除くマインドチェンジの箱

まず、深呼吸をしてリラックスしてください

目を閉じて、目の前に頑丈な箱があると想像してください

その箱はどんな形のものでもかまいません。頑丈なフタがついています

フタを開けると、箱の中は底なしで、どんなものも収納できてしまう4次元ボックスのようになっています。

今、不安に思うもの、リスクに対する思いなど、あなたのチャレンジを妨げる

ものすべてを箱の中に入れてください。個々の不安を思い出す必要はなく、

すべて箱の中に入れた、というイメージを描いてください

箱のフタを閉じたら、その箱を遠くに押しやってください

これで完了です。あなたのチャレンジを妨げる一切の雑念が、

箱の中に収納されて、心の中のどこか遠く、最適な場所に収まったというイメージを描いてください。

そして、この箱は、いつでも必要なときに手元に引き戻し、フタを開け、

中身を取り出すことができます。そして取り出すときには、

すでに不安は不安ではなく、あなたを勇気づける温かいエネルギーに変換されていると思ってください。

不安をいったん箱の中に入れると、その不安は不思議な力で勇気に変わるという

魔法の箱というイメージです。チャレンジに向かう気持ちが揺るがなくなります。

10秒間、「今ここ」に集中する

執筆者
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行動できる人は、「今ここ」に集中しています。では、そのときの気分とはどういうものなのでしょうか。一言でいえば、楽観的です。過去や未来にとらわれず、今を楽しみ、あらゆる変化を受け入れ、いつでも行動のできる心の状態で、常に安定しています。

川や池の水にたとえれば、常に淀まず流れている「フロー」の状態です。

これを武道では「居着かない状態」と呼びます。敵はどんな攻撃をしかけてくるかわからない中、

きっとこうくるはずと構えていると、そうならなかった場合に命取りになります。

そうではなく、常に変化できること。それでいて安定していること。

どんな攻撃にも変化し対応できるとともに、自らどんな変化も起こせる態勢。

それが「居着かない状態」と呼ばれ、重視されています。

まさに「今、ここ」に集中しつつ楽観的である状態です。

ビジネスにおいて、事業を推進していくためには楽観的な気持ちが欠かせません。

スコットランド移民の子から、鉄鋼王となり、アメリカンドリームの代名詞ともなった

アンドリュー・カーネギーも「明るい性格は、財産よりも尊いものである」

と言っています。

楽観的であるとは、過去にこだわらず、未来の不安に押しつぶされず、

「今、ここ」に集中している状態です。

だからこそ大胆な決断、大胆な行動もできるのです。

では「今、ここ」に集中し、楽観的になるためのエクササイズをご紹介します。

これは、10秒間だけ心を白紙にして、「今、ここ」に集中するエクササイズです。

10秒間で心を空っぽにできるなら、こんなに楽なことはありません。

10秒間の楽観的な白紙状態を味わうエクササイズ

1:目を閉じて数回深呼吸します

2:「不安を取り除くマインドチェンジの箱」で雑念を箱に入れます

3:何の制約もなかったらどんな生活をしたいのか、「心躍る未来像」をありありと思

い描きます

4:十分に思い描いてうっとりしたと思ったときに、その想像を終えます

5:1から10までゆっくり数えながら、呼吸に意識を向け続けます。

このとき、特に何も考えようとせず、空気の出入りする感覚や呼吸の音に意識を向けます

10まで数え終えたら、この時間を過ごせたことに感謝の気持ちを起こしてください。

心の中で「ありがとうございます」と唱えるのも有効です

6:ゆっくりと目を開けます

このエクササイズを行うと、10秒間の楽観的な白紙状態を味わうことができます。

1から10まで数えている間に、呼吸に意識を向けるのは、呼吸こそ「今、ここ」

に起きている変化だからです。

このエクササイズを、毎日実践し、楽観的であるという意識状態がわかるようになれば、

いつでも楽観的な気分を味わうことができるようになります。

「今、ここ」に集中し、楽観的な気分で、どんどん行動していきましょう。

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