
① 結納の儀式は日本古来の伝統的なもの。しきたりやマナーを尊重しましょう!
② 仲人には節目節目で御礼を包むのがマナーです。費用は両家で折半が基本です。
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※本記事の画像は、株式会社bloom(ぶるーむ)のアフターブーケを採用しています。














【結納】ホテル等を賢く利用しましょう!女性宅で行うこともあります
仲人には、当日自宅に車を差し向けるかお車代を包み、後日謝礼等も渡します。
自宅での結納は女性宅で行うのが基本です。当日、儀式中は挨拶と口上以外の言葉は交わしません。立ち上がるのは結納品を運ぶといだけで、口上は座ったまま述べます。
略式結納の注意したいマナー:祝宴のマナー
おめでたい席では「花が開く」桜湯か、「喜ぶ」の昆布茶を出します。緑茶は「お茶を濁す」ので避けます。会食では祝い膳を用意するのが正式です。
祝い膳には、鯛の姿焼き、赤飯、はまぐりのうしお汁などを並べます。
手間がかかるので、自宅での会食は、仕出しを利用するのが便利です。近くのホテルやレストランなどに出掛けて会食する人も増えています。
略式結納の注意したいマナー:自宅で行う場合のマナー
結納品を飾る床の間には、鶴や亀、日之出など縁起のいい絵柄の掛け軸をかけ、慶事用の花を生けます。床の間がないときや洋室のときは、上座に白い布で覆ったテーブルを据えます。
祝い菓子は松竹梅などおめでたい形の干菓子がオススメです。室内はもちろん、玄関先まで綺麗に整えておきましょう。

※本記事の画像は、株式会社bloom(ぶるーむ)のアフターブーケを採用しています。
仲人を立てる略式結納の流れ ~関東式(台詞付)~
① 席につき、始めの挨拶
② 男性側の結納品を仲人に渡す
③ 結納を女性側に納める
④ 目録を改める
⑤ 受書を仲人に渡す
⑥ 仲人が男性側に受書と結納品を渡す
⑦ 男性側が目録を改め、受書を渡す
⑧ 仲人が受書を女性側に渡す
⑨ 締めくくりの挨拶をし、礼
略式結納:席につき、始めの挨拶
男性側、女性側の順に両家着席し、仲人が入室します。男性の父岡、仲人が挨拶をします。それぞれの挨拶の後には一同礼をします。
男性父親:
「お忙しいところ誠にありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。」
仲人:
「この度は、松本様と石田様のご婚約が調い、誠におめでとうございます。ただ今より、略式ではございますが、結納のお取次ぎをさせていただきます」
略式結納:男性側の結納品を仲人に渡す
男性の母親が結納品を飾り台ごと持って、仲人の前に置きます。男性の父親と仲人が口上を述べ、礼をします。
男性父親:
「松本より石田様への結納でございます。先様へ幾生しくお願いいたします」
仲人:
「かしこまりました。御結納の品、確かにお預かりさせていただきます」
略式結納:結納を女性側に納める
仲人夫人が女性本人の前に結納品を運び、女性本人のほうを向くように置きます。仲人が口上を述べ、礼。女性側は軽く礼をします。
仲人:
「こちらは松本様から石田様への御結納でございます。幾久しくお納めくださいませ」
略式結納:目録を改める
女性本人、父親、母親の順に目録に目を通します。本人がたたみ、飾り台の上に戻し、口上。
女性父親:
「誠にありがとうございます。幾久しくお納めさせていただきます」
女性:
「幾久しくお受けいたします」
略式結納:受書を仲人に渡す
女性の母親が、女性側の結納品を一度床の間からおろし、そこに受け取った結納品を飾ります。受書と女性側の結納品の順に仲人の前に運びます。女性の父親、仲人の口上。
女性父親:
「これは石田よりの受書でございます。また同様に石田より結納でございます。先様によろしくお取次ぎください」
仲人:
「確かにお預かりいたしました」
略式結納:仲人が男性側に受書と結納品を渡す
仲人夫人が受書を男性の前に置き、席に戻ります。仲人の口上を受け、男性本人が受書に目を通します。続いて、仲人夫人が結納品を男性本人の前に運びます。
仲人:
「こちらは石田様からの受書でございます。どうぞお納めください」
男性:
「ありがとうございました」
仲人:
「これは石田様より松本様への御結納でございます。幾久しくお納めください」
男性父親:
「ありがとうございます。磯久しくお納めさせていただきます」
男性:
「磯久しくお納めさせていただきます」
略式結納:男性側が目録を改め、受書を渡す
男性本人、父親、母親の順に目録に目を通し、口上。男性の母親が結納品を床の間に飾り、受書を仲人に運びます。
略式結納:仲人が受書を女性側に渡す
仲人夫人が受書を女性側に運びます。仲人と女性の父親の口上。
仲人:
「これにて松本様と石田様ご両家の御結納が整いました。誠におめでとうございます」
男性父親:
「本日はたいへんお世話になり、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします」
両本人:
「本当にありがとうございました」

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仲人を立てない簡略式結納の段取りは?
父親が進行役:バックでは進行役がつくことも
◇ポイント
① 仲人を立てない簡略式結納は今どき定番のスタイルです
② 本来仲人が担当する進行役は男性側の父親が担当します。「結納パック」には進行役がついていることもあります。
身内だけなのでなごやかに行えるのもいい点です。
この場合、本来仲人が務める進行役は、男性側の父親が、結納品や受書を運ぶのはそれぞれの母親が務めることが多いようです。
所定の席につき結納式を行い、終了後は全員で祝い膳を囲んで、最後に記念撮影をするのが定番の進め方です。
2時間~3時間程度を予定して置きましょう!
口上が覚えられない時はどうすればいいのか?
簡略式ならばポイントを抑える程度で十分です。心配ならば、進行手順と口上を書き出したメモを見ながら進めてもいいでしょう。














※本記事の画像は、株式会社bloom(ぶるーむ)のアフターブーケを採用しています。