
「今の自分を変えたい」
「もっと自分を磨きたい」
一流の人から学んだ本質的な答えをご紹介します。
一流のメンタリティーを身に着けること、つまり心を磨くことです。
一流の人の考え方を知り、そこから得た成功をもたらす原則をあなたの人生に取り入れることです。
一流と聞くと、ハードルが高いように感じますが、じつは一流への道は誰にでも等しく開かれています。
ただ、挑戦する前からあきらめている人が多いのも事実です。
諦めるというよりも、そもそも自分には挑戦する資質や才能がないと思っていると言ってもいいでしょう。
それは、物事を大きく考えられる視点です。
たとえば、年収300万円の人を、年収3億円の人では数字だけを見ると100倍の差があります。
では、年収3億円の人は300万円の人の100倍働いているのでしょうか?
そんなことは不可能です。むしろ、300万円の人のほうが自分の時間をすり減らしながら件名に働いています。
この違いこそが、物事を大きく考えることができるかどうか?ということなのです。
人生の大きさとは、その人の考え方の大きさによって決まるということです。
そして、その違いは心の在り方によって決まります。
だから、人生を豊かにするためには心を磨くことが不可欠なのです。
・一流の人は、物事を大きく考えます。
・一流の人は本質を知り、実行します。
・一流の人は、自分の人生に関心を持ち、それをよりよいものにするために役立つ原則を選び取る知能を持っています。
大きく考えるのも、小さく考えるのも、考える労力という点では変わりがありません。
しかし、大きく考えることで、後者が生み出す何百倍もの人生の利益を手にすることができます。一流と呼ばれる人たちはみな、その原則を知っているだけなのです。
本記事はその考え方の原則を端的にまとめたものであると言って良いでしょう。
一流の人は空高く飛ぶ鳥のような広い視点で物事をとらえます。
二流の人は、地面をはい回る蟻のような狭い視点で物事をとらえます。
一流の視点を獲得するために、特別な才能は必要ありません。
必要なのは、本記事で紹介する一流の原則を理解し、心を磨くことだけです。
細かいことにこだわる人生はやめて、大きく考えるようにしましょう!

貢献:与えることの大切さに気付く
【心を磨く方法:46】いっきに大きなところを目指さない
マザーテレサがノーベル平和賞を受賞したときの記者会見での席で、一人の記者がこう質問しました。
あなたのように世界平和を実現するために、私にできることはなんでしょうか?すると、彼女は笑顔でこう答えたそうです。
「今日家に帰ったら、家族を喜ばせてあげてください」私たちは、つい家族や仕事仲間など、身近な人の存在を忘れ、大きな世界に夢を懸けてしまいがちです。
自分の足元を見ずに遠くを見てしまうのです。
地球や日本、そして世界の平和のために。こういう思いはもちろん大切です。しかし、何かを変えようと思うなら、まずはあなたが目の前にいる人を幸せにすることが大切です。
それができれば、地球、日本、世界と、徐々に影響を及ぼせる範囲が広がっていくのです。一流の人は、自分の心、人間性を磨きながら、背伸びすることなく、少しずつ外へ外へと自分のできることを拡げていきます。目の前の事からひとつづつ。
これは遠回りに見えて、じつは一番の近道です。
内から外に向けて固めていった人生は盤石なものになっていくのです。
一流の人は、目の前の人の幸せに集中する

【心を磨く方法:47】細やかな心遣いを決して忘れない
とたえば、あなたとあなたの大切な人が、食べ物に飢えて困っているとしましょう。目の前に一つのパンがあります。そのときあなたはどういう行動を取りますか?
答えは簡単です。二つに割って分け合えばいいのです。しかし、一流の人はここでさらにもう一つ上の心遣いをします。
パンは手でちぎりますからきっかり半分ずつに分けることはできません。そのとき、一流の人は相手に大きなほうを渡します。「はい。半分ね」という言葉を添えて。
この一言を添えることで、大きい方を渡したことにすら相手に気付かせないようにするわけです。また、一流の人は「自分は食べずに相手に全部渡す」ということは決してしません。
相手に全部あげてしまったら、もらった人が後々罪悪感にさいなまれることを知っているからです。あくまで「二人で分け合えてよかったね」という状態をつくり、自分が少しだけ損をするのです。
二流の人は、相手に自分の善意をわからせようとします。これに対して、一流の人は気づかれないように相手に大きいほうのパンを渡して少しだけ損をします。
それが最高の愛だと知っているのです。
一流になる人の優しさは、いつも細やかで繊細なところまで行きとどいているのです。
一流の人は、常に最上級の愛を相手に渡す

【心を磨く方法:48】大切な人のことを思いながら行動する
あなたは「YAP遺伝」という存在をご存知でしょうか?YAP遺伝子とは、最近発見された、日本人の男性と中東とチベットのごく一部の男性にしか存在しない遺伝子のことです。別名を「親切遺伝子」といいます。
この遺伝子の存在はまだ完全に実証されているわけではありませんが、本当であってほしいなと願っています。YAP遺伝子を持つ人には、いくつかの特徴があります。
なかでも際立っているのが、「人が喜ぶことをすることに幸せを感じる」ことです。
このような行動の原点が遺伝子にあるのだとするならば、「誰かのために」という貢献の精神は、もともと私たちすべての日本人男性のなかに組み込まれているということになります。
私はこの遺伝子のことを「ForYou遺伝子」と呼んでいます。大切な人のことを思って行動すれば、人は必ず強くなる。
それに気づくことができたとき、あなたは自分のみならず、周りの人を幸せにすることができるのです。
一流の人は、優しさと強さを兼ね備えている

【心を磨く方法:49】人に与えて涼やかに生きる
「あの人は、与えるだけで見返りをいっさい求めない立派な人だ」一流と呼ばれる人は、よくこんなふうに言われることがあります。
しかし、彼らは人に与えるだけで、本当に見返りをいっさい求めていないのでしょうか?私は、正確には違うのではないかと思っています。
世の中には「返報性の法則」というものがあります。
これは、「与えたものは返ってくる」という意味です。
あなたもそうだと思いますが、人は誰かに新設にしてもらったら「何かお返しをしなくては」と感じます。
つまり、いつも人に与えている人は、たくさんの人から「何かお返しをしなくては」と思われているわけです。
もし実際にお返しがなかったとしても、それだけで運が好転しそうな気がしませんか?私の大恩人は、いつもこんなことを言っていました。
「いいか、与えて、与えて、与えまくるんだぞ。人に対していい貸しの多い人生を送れよ」と。
その言葉に対して私が、「そんなに人に与えていたら、手元に何も残らなくなってしまいますよ」と心配すると、その人は笑って答えてくれました。
「与えるのはモノでなくてもいい。安心感だったり、言葉だったり、モノ以外にも、相手のために与えられるものはたくさんある」その後、「そういうものを与え続けていると、何が返ってくるんですか?」という僕の問に、その人はこう答えました。
「涼やかに生きられる。それだけで儲けもんだよ」この言葉は、私の心の深くにずっと刻まれています。
一流の人は、人に与えることで、相手だけでなく自分自身の幸せも雪だるま式に大きくなることを知っているのです。
一流の人は、与えたことは全て自分に必ず返ってくると知っている。

人間関係:自分も相手も幸せにする
【心を磨く方法:50】相手と自分の療育を明確に分ける
一流の人は「マイゾーン」と「ユアゾーン」をはっきりと分けています。
「マイゾーン」とは、自分でコントロールできる領域のことです。
「ユアゾーン」とは、自分でコントローンできない領域のことです。
「マイゾーン」と「ユアゾーン」の境界線、つまり「セパレートライン」をきちんと意識して人と接することが大切なのです。
たとえば、好きな人に喜んでもらおうとして、精一杯がんばったとします。あなたができることは、実はここまでです。
あなたがやったことを相手が喜んでくれるかどうかは、相手の領域の問題なのです。ですから、「自分はこんなに頑張ったのに、どうして喜んでくれないの?」と考えてはいけません。変えられない相手のゾーンまで踏み込んで、悩み必要はないのです。
「心の領域」は、たとえ相手が恋人でも夫婦でも親子でも、侵せない領域です。ただこれは、「相手の心は自分ではどうしようもないのだから、考えなくてもいい」ということではありません。
相手が傷つかないように、心情を慮るのはとても大切なことです。「自分勝手でもOK」という話ではないのです。
一流の人は、日頃から「セパレートライン」を意識して人と接しているので、人間関係がとてもラクになり、自然で穏やかな気持ちで生きていられるのです。
一流の人は、自分のできる領域で全力を尽くす
※本記事の画像は、株式会社bloom(ぶるーむ)のアフターブーケを採用しています。











