LGBT

【LGBTQ】ソジハラとは?SOGIハラって何?

悩んでいる人
悩んでいる人
SOGI(ソジ)ハラって、何なんだろ・・・?何を気を付ければ良いんだろ・・・。
当事者
当事者
職場での「LGBTネタ」が“禁止”になりました。本記事では、SOGI(ソジ)ハラについて説明をします。
SOGIとは?

SOGIとは、Sexual Orientation and Gender Identityの略です。

・日本語に訳すると、「性的指向と性自認」となります。

ソジハラとは?

SOGIを理由に、嫌がらせや差別的な言動が「ソジハラ」です。

性的指向とは?(Sexual Orietation)

好きになる「」を指しています。

例:

  1. 俺は、女性が好きです。
  2. 俺は、男性が好きです。

性自認とは?(Gender Identity)

自分で認識している「」を指しています。

例:

  1. 俺は、女性です。
  2. 俺は、男性です。

ソジハラの例

「お前、LGBTだろ?」

「あいつと関わると、お前もLGBTだと思われるよ?」

「男なのに、これからも化粧して出社すると、異動させるぞ?」

「男なのに、今後もハイヒールを履いて出社すると、クビにするぞ?」

「自分でカミングアウトしづらいなら、俺が手伝ってやろうか?」

「あいつ、LGBTらしいよ・・・」

「男なのに女になりたいって、変な人だね!」

「男なのに、男が好き? 変わった人だね!」

「女性なんだから、女性の服装をして化粧をしなさい!」

「結婚しないの?もしかして、LGBTなの?」

「君、ホ〇(=差別用語)っぽいね!」

当事者
当事者
相手を侮辱する“つもり”はなくても、こういった言動はソジハラになるので注意が必要です。

ソジハラの基準

  1. いじめ、暴力、無視
  2. 差別的な言動や風潮
  3. 望まない性別での生活を強要
  4. 不当な異動や解雇、そして入学拒否や転校強制
  5. 本人の許可なく、第三者(他人)へ公表する行為(アウティング)

例えば、

「お前、LGBTだろ?」

この発言は、「差別的な言動や風潮」に値します。

当事者
当事者
「お前、LGBTだろ?」この発言は頻繁に聞きます。差別している“つもり”はなくても、発言自体がNGなのです。

ソジハラは、LGBTQだけではない!

例えば、

  1. 女性らしい仕草をする男性(=異性愛者
  2. 女性らしい仕草をする男性(=同性愛者

上記の2者に対して「LGBTだろ?」の発言は、SOGI(ソジ)ハラとなります。

ソジハラは、LGBTだけではなく異性愛者にも関係するハラスメントです。

性にまつわる事は全ての人に関係する」ので、他人事ではなく自分事です。

LGBT当事者は、周りにいない!?

自分の周りにLGBT当事者はいない!と思っている方が非常に多いです。

しかし、日本人の14人に1人がLGBT当事者と言われています。※参照元は下記に書きます。

14人に1人って、どんな数字?

例えば、

・日本人の「左利き」と同数です。

・血液型が「AB型」と同数です。

・佐藤さん、鈴木さん、田中さん、高橋さん、伊藤さんの苗字を持つ方と同数です。

要するに、身の回りにLGBT当事者が存在する可能性が非常に高いのが「日本」です。

当事者
当事者
気付いていないだけで、日本には沢山のLGBT当事者がいるんですよっ!

ソジハラは、「セクハラ+パワハラ」

セクハラは、「性的な嫌がらせ」

パワハラは、「地位や役職の優位性を利用して相手に精神的苦痛を与える事」

ソジハラ = セクハラ + パワハラ

多くの企業では、セクハラ研修やパワハラ研修を実施しています。

今後、ソジハラ研修義務化します。

いつから、ソジハラ研修は義務化されるのか?

・大企業は、2020年6月1日から施行です。

・中小企業は、2022年4月から施行です。

中小企業の対応について

日本の会社は、ほとんどが中小企業です。中小企業は、2022年4月から施行されます。

「まだまだ遠い先の話」ではなく、今の内に取り組みましょう!

14人に1人がLGBT当事者なので、会社に当事者が所属している可能性が高いです。

ソジハラ = セクハラ + パワハラ

よって、就業規則や既存の研修を見直す事から始めるのがファーストステップです。

気にし過ぎ?

「ソジハラに気を付けていたら、コミュニケーションが出来なくなるだろ?」

こういった意見を持つ方はいらっしゃると思います。しかし、ソジハラが理由で退職を選ぶ当事者がいるのは事実です。退職者の存在は企業にとってはデメリットになり得ます。本当は、セクハラやパワハラ、ソジハラって言葉が無くなるのが理想です。

「〇〇ハラスメント」を作る事で「イヤな想い」を認識し、浸透させて行く狙いがあります。何が良くて、何がイヤなのか?を理解するために、〇〇ハラスメントがあるのです。

「性」の話題は潤滑油?

会社内で彼氏、彼女、結婚等の話題は、社内のコミュニケーションを活性化させるためのネタとして話すケースがあります。話題にするのがNGではなく、当事者がその話に参加している“かも”しれないから、「配慮」が必要になるだけの話です。

何を配慮すれば良いのか?

日本では「LGBT」に関する教育は有りません。教育の場が無かったから、「LGBT」について知識を持つ方々が非常に少なかった。では、LGBTについて知識を持ってもらうために、そして知識を持つ必要性が出て来たからだから、企業や学校、自治体での研修や教育が義務化されたのです。

偏見や差別は、無知と想像力の弱さが原因なのであれば、「知識」をインプットするために「ソジハラ」という言葉を作り、知識の浸透を狙っているのです。

知識があれば、配慮に繋がるきっかけとしては十分だと思います。

「お前、LGBTだろ?」

「結婚しないの?もしかして、LGBTなの?」

こういった発言をしない事が配慮に結び付きます。

優秀な人材がLGBT当事者の場合

ソジハラが原因で退職をするLGBT当事者は多いです。会社に貢献をしている人材(LGBT当事者)が、LGBTに関する知識を持たない人達と共に働くのは非常に息苦しい事です。

事例:優秀なニューハーフのプログラマー

例えば、皆さんの会社にニューハーフプログラマーはいますか?

きっと、いませんよね?

プログラミングのスキルが高くても「」を理由に採用してもらえない。結局、夜の仕事にしか就けない。社会全体として、活躍できる人材が活躍できる場所から「」を理由に拒否される現状に対して、問題意識が高まったからソジハラは止めましょう!に繋がっています。

会社にとって必要なスキルだけど、「」を理由にして排除する事はまさにソジハラです。

ソジハラは、「パワハラ防止法」です。※一般社団法人fairの画像より

上記の画像(右側)より、ソジハラの基準は以下6個です。

  1. 身体的な攻撃
  2. 精神的な攻撃
  3. 人間関係からの切り離し
  4. 過大な要求
  5. 過小な要求
  6. 個の侵害

上記の6個は、前半部分でご紹介した以下5つを示しています。

  1. いじめ、暴力、無視
  2. 差別的な言動や風潮
  3. 望まない性別での生活を強要
  4. 不当な異動や解雇、そして入学拒否や転校強制
  5. 本人の許可なく、第三者(他人)へ公表する行為(アウティング)

飲み会やオンライン飲み会も、ソジハラの対象です。

会社の飲み会で、「お前、LGBTだろ?」等の発言は、

「相手の性的指向・性自認に関する侮辱的な言動を含む」=「精神的な攻撃」となります。

「君は男なのに、ハイヒールを履いているから営業は任せられない」

「君は男なのに、ハイヒールを履いているから営業は任せられない」

これは、「人間関係からの切り離し」となります。

ソジハラは、全従業員が関係するハラスメントです。

僕は男性(=性自認)で、男性が恋愛対象(=性的指向)です。生まれた時から、女性は愛せません。※全く、興味が沸かないのです。だから、ピク〇クしません。(笑)そして、ムラ〇ラしません。(笑)そして、職場でカミングアウトはしません。

もし、「お前、LGBTだろ?」と言われ、職場で仕事をしづらくなった場合、今後は間違いなく、相談窓口(もしくは、人事)へ報告します。

「仕事への意欲が落ちる」=「生産性が下がる」

これを、証拠と共に、明確に伝えると思います。

万が一、相談室や人事部から現場へ報告が上がり、他者から「君は、LGBTなの?」と詮索された場合、

「そうです。僕はLGBTです。」と、返答をする必要は無いのです。

要するに、カミングアウトをする必要は無いです。

この部分は、LGBT当事者は、非常に不安になるポイントです。

結局、カミングアウトをしなければならないんじゃないか?これが、頭を過るからです。

しかし、カミングアウトをする必要はありません。そう言う意味では、逆に、LGBT当事者が、加害者にだってなり得るのです。よって、SOGI(ソジ)ハラは、異性愛者や同性愛者、性同一性障害の方問わず、全員に関わることなのです。

アウティングも、ソジハラです

アウティングとは?

本人の性的指向や性自認を、本人からの同意なく他者(=第三者)に暴露する事。

アウティング = 人間関係の破壊

と言われています。これは、異性愛者、同性愛者関わらず、普段、僕らが経験をする“ある事”に似ています。それは、

友達に、自分自身の事を打ち明けた時、それを勝手にバラされると、

■ あいつは信用できない!

■ あいつに話さなければ良かった!

■ 「秘密にして!」と約束をしたのに、平気で破った!

こういった経験、ありませんか?

まさに、この経験こそ「アウティング」なのです。

されてイヤな事は、人にはしない」多くの方々が聞いた事がある教訓だと思いますが、

やはり、「されてイヤな事は、人にはしてはいけない」と僕は思うのです。

この経験が、カミングアウトをしない当事者が80%存在する原因です。

そして、この「アウティング」に対する恐怖は、いつまでも世の中から無くなる事はないでしょう。しかし、ソジハラが義務化する事で、

SOGI(ソジ)ハラ」と、「アウティング」の知名度は、各段に上がると思います。

LGBT当事者である僕にとっては、待ちに待った日となりました。

当事者
当事者
やっと!この日が来た!(涙)

大企業と中小企業が施行をしなければならない10個の対策 ※一般社団法人fairより。

上記の画像を以下、ポイントでまとめます。

・「SOGI(ソジ)ハラは、ダメ!」を、全従業員へ周知しなければならない。

・被害が生じた場合、事実確認をして再発防止をしなければならない。

・被害者のプライバシーは守らなければならない。

報復はしてはならない。

「習う」から「慣れる」へ

今の日本はLGBTに対して慣れてる人が少ないと言えるのかもしれません。

慣れていないのであれば、まず習いましょう!がルール化されたまでです。

慣れた日 = ソジハラ研修を撤廃する日

何が、身体的な攻撃なのか?

何が、精神的な攻撃なのか?

何が、人間関係からの切り離しなのか?

何が、過大な要求なのか?

何が、過小な要求なのか?

何か、個の侵害なのか?

ソジハラ研修は、「何が」を周知徹底させる場にするのが最善だと思います。

ソジハラのまとめ ※一般社団法事fairの画像を使用します。

まとめ

日本は、LGBTに関わる差別的な言動やハラスメントを“禁止”する法律はありませんでした。しかし、性的指向や性自認に関する企業の対応が法律上の”義務”になりました。

僕は今まで、「お前、LGBTだろ?」「俺、お前と違って普通な人間だから!」を言われ、泣き寝入りって言うか我慢と言うか・・・。認めたらカミングアウトしてしまった事になるし、職場で相談できる相手はいないです。

今後、ソジハラ研修をする必要がない社会になるのが、あるべき姿だと思います。

最後まで、目を通していただき、ありがとうございました。