















- NFTの市場概況と国内外の主要マーケットプレイス
- 2021年現在、最も多く取引されたNFTとは
- 【NFTとは】9つの主要NFTマーケットプレイス
- 【NFT】OpenSea:これからNFTをはじめる方にオススメ
- 【NFT】Rarible:デジタルアートに興味のある方にオススメ
- 【NFT】Foundation:デジタルアートに興味のある方にオススメ
- 【NFT】Binance:Binanceを既に利用している方にオススメ
- 【NFT】VIV3:イーサリアムのガス代に悩んでいる方にオススメ
- 【NFT】Atomic Market:ストリーとファイターに興味の方にオススメ
- 【NFT】miime:これからNFTをはじめられる方にオススメ
- 【NFT】nanakusa:質の高いアート系NFTを見つけたい方にオススメ
- 【NFT】Coincheck NFT:これからNFTをはじめられる方にオススメ
- NFTの買い方・売り方
- OpenSeaでのNFT取り引き方法
- NFTの購入手順
- NFTの出品手順
- Coincheck NFT(β版)でのNFT取り引き方法
NFTの市場概況と国内外の主要マーケットプレイス
2021年現在、最も多く取引されたNFTとは
アメリカのメディア・ロイターが報じた情報によると、2021年上半期のNFTの取引量は、前年同期比の約180倍である約24.7億ドルまで急増したそうです。
当然ながらNFTそのものも新しく発行され続け、市場に流通するNFTの数は日々増加しています。
NFTは誰でも自由に発行することができるため、この瞬間も世界中の企業や個人によって新たなNFTが生み出されていることでしょう。
では、星の数ほど存在するNFTの中で、世界的なブームを迎えた2021年上半期、どのようなNFTが人気を集めていたのでしょうか。
NFTの主要カテゴリ別のリストです。
コレクティブル | 主に保有や収集を目的とし、希少性に価値をもたせたNFT |
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スポーツ | 実在するスポーツ選手や実際のスポーツの試合などと関連させ、スポーツの新しい楽しみ方を提供するNFT |
アート | アーティストが生み出すデジタルアートNFT |
ゲーム | ブロックチェーンゲームなどのゲーム内で利用できるアイテムやキャラクターをNFT化したもの |
メタバース | デジタル上の仮想世界の土地や、建造物、アイテムをNFT化したもの |
その他 | 上記カテゴリ以外。保険やドメインなど様々な付帯サービスのあるNFTを含む |
NonFungible.comのデータによると、2021年上半期、最も取引されたNFTは「コレクティブル」、次いで「スポーツ」が多かったという結果となりました。
「コレクティブル」はNFTブームの火付け役ともいえ、NFTの唯一無二性によって生まれた「希少性」に資金が集まったといわれています。
一見ただのドット絵のデジタルデータに見えたとしても、その希少性から将来的な価格高騰が期待され、世界中のコレクティブルNFTをほしがる人が急増、数千万円で取引されているものもあります。
「スポーツ」は「希少性」だけでなく、熱狂的なスポーツファンがもつ「所有欲」を刺激することで大きな資金が集まったものと考えられます。
サッカーやバスケなど、スター選手のNFTは数千万円の価格で取引されています。
コロナ渦によって無観客試合が増えたことで、スポーツ観戦に行けないファンの方々の矛先がNFTに向いたのかもしれません。

【NFTとは】9つの主要NFTマーケットプレイス
日本国内でも大手企業が次々と参入を発表しています。
数多く乱立するNFTのマーケットプレイスは、特徴や仕組みも様々で、取引できるNFTの種類なども異なります。
自身の目的や何を重要視するかを考え、自分に合ったマーケットプレイスを選定することが大切です。
グローバルを含めた主要な9つのNFTマーケットプレイスについて、それぞれの特徴、どのような人に合っているのかを簡単にご紹介します。

【NFT】OpenSea:これからNFTをはじめる方にオススメ
名称 | OpenSea |
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特徴 | OpenSeaは、世界でもっとも利用されているNFTマーケットプレイスです。アート、スポーツ、ゲームなど様々なジャンルのNFTを扱っており、ユーザーが自由にNFTを発行できる機能も搭載されているため、間口の広いサービスとなっています。利用するにはMetaMaskなど対応するウォレットの準備が必要です。 |
こんな人にオススメ! | ・これからNFTをはじめられる方 |
【NFT】Rarible:デジタルアートに興味のある方にオススメ
名称 | Rarible |
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特徴 | Raribleは、アート系NFTを中心に取り扱っているマーケットプレイスです。NFTの発行機能も搭載されており、自身のデジタルアートNFTを出品することも可能です。また、Raribleは、RARIという暗号資産も発行しており、インセンティブとしてユーザーに配布するなど、暗号資産とNFTを絡めた面白い取り組みを実施していまし。利用するにはMetaMaskなど対応するウォレットの準備が必要です |
こんな人にオススメ! | ・デジタルアートに興味のある方 |
【NFT】Foundation:デジタルアートに興味のある方にオススメ
名称 | Foundation |
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特徴 | アート系NFTを中心に取り扱っているマーケットプレイスです。Foundationも、自身のアート作品を発行し出品可能ですが、Foundationの特徴は、NFTのクリエイター登録に事前審査制を採用している点です。コミュニティから承認されたクリエイターだけがNFTを作成できるため、並んでいるアート作人も一定のレベルが担保されています。利用するにはMetaMaskなど対応するウォレットの準備が必要です。 |
こんな人にオススメ! | ・デジタルアートに興味のある方 |
【NFT】Binance:Binanceを既に利用している方にオススメ
名称 | Binace NFT |
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特徴 | 大手暗号資産取引所Binanceが、2021年にリリースしたNFTのマーケットプレイスが、Binance NFTです。Binanceのユーザーであればだれでも利用することができ、Binanceで購入した暗号資産をNFTの決済に利用することができます。現状、Binanceがパートナーとして提携しているクリエイターのみがNFTを販売できます。利用するにはBinanceへのアカウント登録が必要です。 |
こんな人にオススメ! | ・暗号資産取引所Binanceをすでに利用している方 |
【NFT】VIV3:イーサリアムのガス代に悩んでいる方にオススメ
名称 | VIV3 |
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特徴 | VIV3は、Flowというブロックチェーンを基盤としたNFTのマーケットプレイスです。Flowは、高額取引として話題になったNBA Top Shotでも採用されているブロックチェーンで、界隈でも注目を集めています。VIV3では、暗号資産のFlowをNFTの決済として利用することが可能です。NFTの発行やトランザクションの発生に、イーサリアムのガス代のようなネットワーク手終了がかからない点も大きな特徴のひとつです。現状は、アート系NFTの取り扱いがメインですが、今後さまざまなジャンルの取り扱いに期待が高まっています。 |
こんな人にオススメ! | ・イーサリアムのガス代に悩んでいる方 |
【NFT】Atomic Market:ストリーとファイターに興味の方にオススメ
名称 | Atomic Market |
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特徴 | Atomic Marketは、WAXというブロックチェーンを基盤としたNFTのマーケットプレイスです。Atomic Marketは、Atomic HubやNFTHiveなど複数のマーケットプレイスから構成されており、暗号資産のWAXを決済として利用することができます。ストリートファイターやゴジラなど日本初のコンテンツもNFTも並んでおり人気の高いマーケットプレイスとなっています。利用するにはWAX Cloud Walletの準備が必要となります。 |
こんな人にオススメ! | ・ストリートファイターやゴジラなどのNFTに興味がある方 |
【NFT】miime:これからNFTをはじめられる方にオススメ
名称 | miime |
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特徴 | miimeは、世界ではじめて日本円決済を導入したNFTのマーケットプレイスです。ブロックチェーンゲーム関連のNFTのほか、アートやスポーッ系のNFTも取り扱っています。国産のマーケットプレイスのため、日本語のわかりやすいUIでNFTを取引することが可能です。利用するにはMetaMaskなど対応するウォレットの準備が必要です。 |
こんな人にオススメ! | ・これからNFTをはじめられる方 |
【NFT】nanakusa:質の高いアート系NFTを見つけたい方にオススメ
名称 | nanakusa |
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特徴 | nanakusaは、今年リリースした、国内初のクリプトアーティスト登録制のNFTマーケットプレイスです。クリエイターは、審査の通ったアーティストやパートナー事業者のみに限定しており、質の高いNFTアートを購入することができます。決済には、イーサリアムだけではなくPolugonやクレジットカードにも対応しています。Polygonネットワークに切り替えることで、イーサリアムで課題とされていたガス代を大きく節約することが可能になります。利用するにはMetaMaskの準備が必要です。 |
こんな人にオススメ! | ・質の高いアート系NFTを見つけたい方 |
【NFT】Coincheck NFT:これからNFTをはじめられる方にオススメ
名称 | Coincheck NFT |
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特徴 | Coincheck NFTは、暗号資産取引サービスCoincheckの中に併設された日本ではじめてのマーケットプレイスです。最大の特徴は、coincheckの口座に預けている暗号資産をそのままNFTの決済に利用できる点です。Coincheckで上場している14種類の暗号資産で決済する事ができ、かつ、NFTの出品や購入にガス代がかからないため、はじめての方でも取引しやすい設計になっています。ゲームやスポーツ、メタバースなど様々なジャンルのNFTを取り扱っています。利用するにはCoincheckでの口座開設が必要です。 |
こんな人にオススメ! | ・これからNFTをはじめられる方 |
NFTの買い方・売り方
主要なマーケットプレイスの特徴を学んだところで、NFTを取引してみましょう!
ここでは、グローバル最大手のマーケットプレイス「OpenSea」と、国内暗号資産取引所の中に併設されたマーケットプレイス「Coincheck NFT」での取引方法について解説します。

OpenSeaでのNFT取り引き方法
OpenSeaは、アートやゲーム、スポーツや音楽など様々なジャンルのNFTを取引することが可能です。
利用するには、MetaMaskと呼ばれるNFTや暗号資産を保管するウォレットが必要になります。

NFTの購入手順
① MetaMaskをインストール
② MetaMaskを連携してサインイン
③ 購入したいNFTを検索
④ NFTを選択後、「今すぐ購入」→「チェックアウト」を選択して購入
⑤ 購入したNFTが自分のウォレットに入っていることを確認
※注意事項
・NFTを購入するにはイーサリアムが必要になりますので、事前にCoincheckなどの取引所で準備をする必要があります。
・NFTの購入価格とは別でイーサリアムのネットワーク手数料(ガス代)が必要になります。

NFTの出品手順
① My Profileから出品したいNFTを選択
② 「売る」を選択
③ 出品方式を選択
※出品方式紹介について
・Set Price:固定価格の出品方式です。入力した価格のまま出品されます。
・Highest Bid:オークションによる出品方式です
・Bundle:複数のNFTをまとめて出品できるバンドル出品方式です
④ 「Price(出品価格」を入力し「Post your listing」を選択して完了
※その他設定可能な項目について
・Include ending price:設定した期間中、出品価格が自動的に下がっていき最初に入札した人が購入できる出品方式
・Schedule for a future time:販売期間の設定。期間が終了すると自動的に出品が取り下げられます
・Privacy:特定のユーザーに対してのみ販売できるプライベートセール方式
⑤ MetaMaskのウィンドウから出品に必要なガス代を支払う

Coincheck NFT(β版)でのNFT取り引き方法
このサービスの大きな特徴は、Coincheck口座に預けている暗号資産をそのままNFTの決済に利用できるという点です。また、イーサリアムのネットワーク手数料(ガス代)がかからない取引方式を採用しており、はじめてNFTを取引してみたい方にオススメのサービスとなっています。

NFTの購入手続き
① Coinchickで口座開設を行う
② 口座開設完了後「Coincheck NFT(β版)」を選択
③ 購入したいNFTを選択後、「購入確認」→「購入」を選択して購入
※注意事項
・Coincheck口座に暗号資産の残高が不足している場合、NFTを購入することができません

NFTの出品手順
① 「マイページ」から出品したいNFTを選択
② 「出品」を選択
③ 「受け取る通貨」「出品金額」を入力し「出品」を選択して完了
※注意事項
・MetaMask内のNFTを出品する場合、NFTをMetaMaskからCoincheckへ入庫する必要があります。

NFTの体験価値
世界中の名だたる企業がNFT事業への参画を表明していますが、実際は各社実証実験を行いながら進めているというのが現状です。そんななか、私たちが日々感じていることは、NFTは目的ではなく手段という点です。
報道などで頻繁に取り上げられる高額売買のニュースを耳にすると、どうしても、価格高騰を期待した投機的な売買や、NFTを発行して販売することが目的になってしまいがちです。
これからNFTの発行を検討されている方は、NFTを通してどのような体験価値を提供できるのかに着目し、企画設計をしていただけたら幸いです。
また、NFTの購入を検討されている方についても、そのNFTがどのようなNFTなのか、製作者はどのような思いでそのNFTをつくったのか、今後どのような場面でそのNFTが価値をもつのかなどを調べながらNFTを取引すると、より一層NFTの魅力に触れることができると思います。
とはいえ、NFTの本当の魅力は、NFTを保有してはじめてわかる部分もあるため、まずはマーケットプレイスで一度NFTを購入し、NFTの世界に一歩足を踏み入れてみましょう!