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【LGBTQ】カミングアウトしたい異性愛者の特徴

悩んでいる人
悩んでいる人
友人、家族、職場でLGBTQの人から、カミングアウトをされた場合、どういう反応をすれば良いのかが分からない!リアクションの仕方が分からない!何が最善なのか?ヒントが欲しい!

当事者(=僕はゲイです)がお答えします!

本記事の内容

● 当事者がカミングアウトをする際、相手に何を期待しているのか?
● 当事者がカミングアウトをしたがらない理由は、そもそも何?
● 僕自身が、カミングアウトをして、実際に嬉しかった5つの言葉

こういった方々に読んで頂きたい

● 「当事者を傷付けたくない!」と思っているノンケ(=異性愛者)
● カミングアウト後、どういう風に接すれば良いのか?が分からない方
● カミングアウトをしてもらえる自分になりたい!と思っている方

結論から言います。

結論

「理由」を聞いて、その「理由」に対して反応(=フィードバック)をしましょう!

 

そもそも、なぜ?ゲイが世の中に存在しているのか?

なぜ、LGBTQの人達が世の中にいるのか?

この疑問に対して、実は・・・、理由は未だに不明です。世界各国の大学、研究機関等が、調査し続けています。

全人口に対して、LGBTQが占める割合

電通や博報堂は、「世の中にLGBTQの人間は、10人~14人に1人存在する」と発表をして4年程経過しました。具体的な数字を知った人達の反応は、「そんなにいるの!?」と驚きの反応を示しました。この数字は、日本の場合、

■ 血液型が、AB型の人とほぼ同じ数字

■ 佐藤さん、鈴木さん、田中さん、高橋さん、伊藤さんの苗字を持つ人と同じ数字

■ 左利きの人と、ほぼ同じ数字

と、言われています。

自分の周りに、LGBTQの人はいない!」ではなく、高い確率で身の回りに存在しているんだと想像できる数字だと思います。

なぜ?10人~14人に1人の割合で存在しているのか?

2018年、ハーバード大学がレポートを発表しました。「ゲイ遺伝子は無い!」と発表したのです。同性愛者は、人間だけではない。動物や植物にも存在する。だから、「自然な事」とレポートを締めくくったのです。

粉ミルク
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何か腑に落ちないな。原因が分かれば説明できる材料が増えるのに、究明は難しいんだろうな・・・。

遺伝子以外に、焦点が当たっている“ある期間”

ゲイ遺伝子が無いので、調査対象はどこに向かっているのか?それは、「母親のお腹」です。要するに、妊娠中の10ヶ月間、お腹の中で何かが起きている!ここに、焦点が当たっています。考えられる理由として、母親の体質、ストレス、食生活に原因があるのでは?と言われています。

胎児は全員、最初は女の子と言われています。男性に乳首がある理由は、最初、全員が女の子だから。と言われています。

ちなみに、僕の両親は異性愛者です。そして、僕には弟がいますが、彼は異性愛者です。この事実からも、「ゲイ遺伝子の仕業では無い」は納得できます。納得しつつ、突然、僕みたいな同性愛者が生まれて来る事があります。例えば、絶対にあり得ない事ですが、もし僕が女性と子供を授かった場合、自分の子供がゲイだとは言えないです。なぜなら、「ゲイ遺伝子は無い」からです。

「同性愛者」として生まれるのを選択肢した人は、誰一人として存在しません。しかし、「同性愛者」として生まれて生きて行くのは、非常に困難な社会です

だから、「原因」が分かれば教育も変わるだろうし、ゲイの子を持つ親の立場に立った時、例えば、戸惑ってしまう時間を減らす事も出来そうですよね!

また、「ゲイ遺伝子が無い」のであれば、誰もが「LGBTQの子を持つ親」になる可能性があります。今現在、10人~14人に1人がLGBTQなのであれば、この数字以上に、「LGBTQの子を持つ親」が日本で暮らしているのです。

カミングアウトを、他の言い方に例えるなら・・・

カミングアウト = 「告白」

カミングアウトを他の言葉に言い換えるなら、僕は恋愛における「告白」に近しいと思っています。「告白」は、異性愛者や同性愛者に関わらず、多くの方々が経験する確率が高い出来事です。「告白」をする立場は、

■ 受け入れてもらえるのか?

■ お断りされるのか?

この2択で頭の中はいっぱいです(笑)

逆に、告白をされる立場は、

■ 嬉しい!(=ありがとう)

■ 難しい!(=ごめんなさい)

■ 時間が欲しい!(=考えたい)

この3択を突き付けられます。

LGBTQのカミングアウトも、上記に似ています。1つ違いがあるとすれば、LGBTQにおけるカミングアウトは恋愛ではなく、「理解」を前提にしている点です。

ゲイ=嘘の達人

僕らゲイ同士が集まって飲み会をする際、自分達を「嘘の達人」と言い合う風潮があります。自分の「」を自認した後、周りとの違和感を感じ、周りに同調しようとほぼ9割近いゲイが経験する事になります。どういう事か?

例えば、好きな男の子がいる場合、周りの友達には、好きな男の子を、好きな女の子に変換をして話をするのです。要するに、「」を付いた状態で友達と接するのです。恋愛で苦しい時(例えば、片思い)、誰かに話をしたくなっても、本当の事が言えない。なぜなら、本当の苦しさを友達に伝えたい場合、カミングアウトをしなければならないからです。しかし、カミングアウトをすると嫌われるかもしれない。イジメられるかもしれない。無視されるかもしれない。周りに言いふらされるかもしれない。これが、非常に「怖い」のです。怖い思いはしたくないから、「」をついて友達と接する期間が増えます。すると、「嘘の達人」が仕上がります。

「理解」をしてくれる相手には、「嘘」を付く必要がない。

「理解」をしてくれない相手には、「嘘」を付き続けた方が安心を確保できる。

この2択を常に、ゲイ当事者は持っています。

」を付くと、罪悪感を抱きますよね?この「罪悪感」が苦しくて、カミングアウトをする決断に至る当事者がいます。要するに、「罪悪感」を「相手から理解を得る」で緩和し、「嘘」を付く日々から卒業したいのが当事者の心理なのです。

なぜ、カミングアウトをしている人がいるの?

ゲイ当事者の中には、カミングアウトに対して悩まない人達がいます。彼らは、「カミングアウトは面倒臭い!」が根底にあります。彼らの考え方は、

全員から理解を得るのは、不可能!ゲイの事が好きな人とだけ仲良くすれば良いし、理解してくれない相手を理解させる時間ほど、無駄なものはない。だから、「俺はゲイです!」と全面に出して生きて行く。

上記の考えを持つ当事者がいるのは事実です。彼らは、「」の無い日々を選択しているのです。そんな彼らを見ていて、多くのカミングアウトで苦しむ当事者にとっては、「憧れの存在」になり得ます。

最近だと、マツコ・デラックス、IKKO、はるな愛、カマたくなど、カミングアウトで悩むのを避けた方々です。※以前は、非常に悩んでいたのかもしれませんが、今現在、僕らの目には、彼らはカミングアウトで悩んでいるようには映らないです。

約8割の当事者は、カミングアウトをしたがらない

当事者の80%は、カミングアウトをせずに生活をしています。なぜ?カミングアウトをしないのか?一番大きな理由は、「アウティング」が怖いからです。

アウティングとは?

他人の秘密を本人の許可なく第三者に言うことで、本人のセクシュアリティを勝手に第三者に言いふらすこと。wikipediaより

です。

アウティング = 人間関係の破壊

と言われています。

これは、異性愛者、同性愛者関わらず、普段、僕らが経験をする“ある事”に似ています。

それは、

友達に、自分自身の事を打ち明けた時、それを勝手にバラされると、

■ あいつは信用できない!

■ あいつに話さなければ良かった!

■ 「秘密にして!」と約束をしたのに、平気で破った!

こういった経験、ありませんか?

まさに、この経験こそ「アウティング」なのです。

されてイヤな事は、人にはしない」多くの方々が聞いた事がある教訓だと思いますが、やはり、「されてイヤな事は、人にはしてはいけない」と僕は思うのです。この経験が、カミングアウトをしない当事者が80%存在する原因です。そして、この「アウティング」に対する恐怖は、いつまでも世の中から無くなる事はないでしょう

異性愛者がやりがちな行為

異性愛者の方々が、やりがちな行為は以下です。

■ 「お前、ゲイだろ?」

■ 「お前、LGBTだろ?」

■ 「お前、彼女いるの?」

これらの言葉は、ゲイ当事者は非常に嫌います。理由は、「疑われている」感覚を覚えるからです。こういった言葉を投げかけてくる人に対して、僕らはカミングアウトはしません。「お前、ゲイだろ?」と言って来る人達の中には、「嘘を付かず、本当のお前を俺に教えてくれ!」があるのかもしれませんが、カミングアウトを促すのはマナー違反です。

なぜなら、例えば・・・

■ 「君、足が短いよね?」

■ 「君、薄毛だね!」

■ 「君、体臭がキツイね!」

こういう風に言って来る相手、みなさんはどう思いますか?(笑)きっと、イヤ!ですよね?なんて失礼な人なんだろ!と感じるはずだし、こういう事を言って来る相手と良好な人間関係を継続できる自信さえ持てなくなります。これと同じ事をする人達が未だに世の中にはいるのです。繰り返しますが、それが、

■ 「お前、ゲイだろ?」

■ 「お前、LGBTだろ?」

■ 「お前、彼女いるの?」

です。カミングアウトを促すような行為は、「疑い」に誤解される確率の方が圧倒的に高いので、是非、控えて頂きたいです。

カミングアウトをしたくなる人物

間違いなく、「信用」が前提になります。

カミングアウトを当事者からされた経験がある方は、「自分は信用されているんだ」と思って頂いてOKだと思います。非常に勇気が必要な事を、それぞれの当事者が、「あなたの事を信用しています」を、判断し決断をして来たからです。逆に言うと、「カミングアウトをされた事がない方は、信用されていない」と言えると思いますが、これは時代背景もありますし、当事者の80%はカミングアウトをしないので、仕方がない面はあると思います。

今後、カミングアウトをされた場合、是非、本人に「理由」を聞いてみて下さい!

きっと、異性愛者の立場に立って考えると、

「カミングアウトされても困る!」

「いきなり、バトンを渡して来るな!」

「有難いけど、どうして・・・」

こう思う方々もいらっしゃいます。

そこで、この記事の前半部分にも書きましたが、

LGBTQにおけるカミングアウトは恋愛ではなく、「理解」を前提にしています。

カミングアウトをする人間の頭の中は、

■ 受け入れてもらえるのか?

■ お断りされるのか?

この2択で頭の中はいっぱいです(笑)

逆に、カミングアウトされる立場は、

■ 嬉しい!(=ありがとう)

■ 難しい!(=ごめんなさい)

■ 時間が欲しい!(=考えたい)

この3択を突き付けられます。

よって、この3択から一つを選べば良い!と思います。

もちろん、一番望んでいるのは、「受け入れる」「嬉しい!」を表現される事です。

では、「嬉しい」をどう表現すれば良いのか?以下に自分の経験を書きます。

実際に嬉しかった5つの言葉

僕は普段、カミングアウトをせずに生活しています。今後もカミングアウトをする予定は無いです。

理由は、カミングアウトに大きなメリットを感じていないからです。この考えに至った経緯は、カミングアウトをしていた過去にあります。過去から学び、カミングアウトはしない。を決めました。しかし、カミングアウトをして良かった!と思える過去もあります。実際に、異性愛者の方々からカミングアウト後に言われて嬉しかった言葉を、以下、リストアップします。

今後、カミングアウトを当事者からされた場合、一つの参考にして頂けると嬉しいです!

カミングアウトできる人は、「男らしい!」

今の時代(令和)、「男らしい」「女らしい」は禁句なニュアンスがあります。けど、こういう使い方は素敵!だと思います。

これを言われた時、僕は涙が出そうになりました。そして、「ありがとう」

これしか、言えなかったです。

で?

これも嬉しかったです!(笑)

何か問題でもあるの?」って感じで、逆に僕としては拍子抜けと言うか・・・、様々な覚悟を前提にしたつもりだったのですが、「で?」と言われるとは思わなかったです。

ほんと、普段通りの友達だったのです。

「で?とりあえず、飲もうよ!昨日、イヤな事があったから愚痴を聞いて!!!」

僕は心の中で、「うわぁ~、普段通りじゃん!」を見せつけられた気分でした。

自分の子供が同性愛者だとしても、俺は構わない!と思っている人間だよ。

親になった異性愛者の友達にカミングアウトした際、

「俺には、子供が3人いるけど、彼らが同性愛者でも全然構わないと俺は思ってるから」

この一言は、最強でした。

ジワァ~と心が熱くなったのを、今でも記憶しています。

ゲイの人達って、「頭が良い」人が多いよね!

正直、「ゲイ」と言えども様々な人間が存在しています。よく、異性愛者の方々は、

「ゲイは、イケメンが多い!」

「ゲイは、創造性が高い人が多い!」

「ゲイは、明るくて楽しい人が多い!」

「ゲイは、優しい人が多い!」

と、ゲイに対する良いイメージを持っている方々がいます。僕らからすると、嬉しい言葉なのですが、実際は違うと思っています。「頭が良い!」も、イメージに過ぎないのですが、肯定的なニュアンスは感じ取れるから、カミングアウトをして良かった。となります。

良い人(=パートナー)が出来たら、紹介して!

この一言も嬉しかったです。

この言葉の裏側には、「俺は異性愛者だから、同性に対して恋愛はできないけど応援するよ!」この意図が見えるからです。

「俺、そういう趣味はないから!」と言われるよりも、言い方を変えてくれるだけで、カミングアウトをして良かった。と当事者は感じれます。俺とお前は違う!のように区別を直球で言われるより、背中を押してもらえる優しささえ、感じます。

僕は、彼にこう返答しました。

「もし、パートナーが出来たら、紹介させてもらうよ!」

すると、彼は・・・

「うん!紹介して!そして、三人で飲み行こう!」

こう言ってくれました。

結論

結論です。

カミングアウトされる側は、

■ そもそも、ゲイは本人が選んだ「」ではないし、遺伝もしない

■ アウティングは、人間関係の破壊

■ カミングアウトされるって事は、「信用」されている証拠

を前提に、以下、当事者に質問をしてみて下さい!

なんで、私(俺)に、カミングアウトしたの?

きっと、当事者はこう言います。

『今まで、嘘をついて、本当にごめんなさい』(過去の謝罪

『俺がゲイだと知っている人は、数人しかいない』(現在の状況

『今後、誰彼構わず、カミングアウトをする予定はない』(今後の予定

このように、「過去 ⇒ 現在 ⇒ 未来」を軸に理由を説明する当事者は多いでしょう。

よって、「理由」に対して、是非、リアクションをして下さい。

そして、異性愛者の方々は是非!「LGBTQのお友達を作って欲しい!」と、

僕は期待したいです。

希薄な人間関係

希薄になりがちな人間関係が、世の中の主流になりつつありますが、

暖かい人間関係を構築する一歩として、

ゲイ」は色々な気付きを提供できるかもしれません。

異性愛者にとっては、

関わりたくない存在」もしくは、

自分の子供だけは同性愛者は望まない

この考えがあると思いますが、きっと、僕らゲイが異性愛者の方々に伝えられる

人間関係や信用の本質は、微力ながら持ち合わせているかもしれません。

嘘の達人」が学んだ人間関係を、お伝えできるかもしれません。

是非、LGBTQのお友達を作って欲しいです。

LGBTQの友達って、どうやったら出来るの?

以下の書籍が参考になります。